tozen想//ツレヅレなるままに、その日暮し。

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「ゴールは偶然の産物ではない」フェラン・ソリアーノ

最近スペインづいてるので、是非読んでもらいたい本をもうひとつ。

先に断っておくが、この本はバルサがいかにして強くなったか、
ということを述べた本ではない。
ただ、矛盾するようであるが、
何故バルサが世界最強の名をほしいままにしたか、
その答えが垣間見える本である。

冒頭から、フットボールの結果は運ではない、
という彼の論理に目を見張らされる。
勿論、筆者は運の作用を否定はしていない。
しかし、やはり栄冠を勝ち取るには、
緻密なマネジメントが必要であることを強調する。

驚くのは次章である。
まず、自分が勝負するマーケットについての分析が始まるのである。
フットボールという市場の普遍性・特殊性を俯瞰した後に、
どうしたら、観客という顧客を満足させることができるのか、
というこの本のテーマを提示するのである。

このテーマに従い、話は進んでいく。
投資額と各国リーグにおける順位の関連性や、
そこでも如何にして収益を上げ、そして勝つのか、
という「経営」と「勝利」の難しい両立のメソッドが、
ここには記されている。

ここで、その一部を紹介する。
「勝利への法則」というパートで、筆者はこう述べている。
「成功の法則を考える際、第一に絶対的な法則は存在しないと認識することが大切だ」

なるほどこの言葉自体は逆説的ではあるが、
確かに過去の栄光に取りすがるあまり、
栄枯盛衰という言葉を体現し凋落してきたクラブは枚挙に暇が無い。
ただし、常に勝ち続けたクラブは、一時に力を落とすことはあっても、
絶え間なく勝利を希求する方法論を模索することで、
また、上昇へのカーブを辿ることができるのだ。
なお、詳述は避けるが、筆者はここで、そのための重要な要素として、
「コミットメント・バランス・才能」を挙げている。

これ以降の章では、人事のあり方、そして適正な報酬の決定方法、
それから、選手移籍の交渉方法について書かれているが、
選手移籍のための交渉の項が非常に興味深かった。

詳しくは本書を読んでいただきたいのだが、
アングロサクソン的な交渉と、ラテン的な交渉の傾向と対策について
詳述してある。
この本を読んだ上で、それぞれの国の移籍のニュースを見ると、
また違った面白さが味わえる。

最後の方に挙げられているイノベーション論も面白いものであるが、
実際に読んでいただきたいため、ここでは省くこととする。

以上のように述べてきたが、この本のベーシックにある哲学は、
ゆるぎなく、この一言に集約されると言っても過言ではない。

それは、バルサは「クラブ以上の存在」であるということだ。

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