tozen想//ツレヅレなるままに、その日暮し。

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日本という国に生まれて(5)

その日、とはある「比較法」についての講義のあった日でした。
当日は、比較法の総論部分にあたる歴史についてでした。

その講義で教授がまず口にしたのは、「階級闘争史観(マルクス史観)」という「直線的史観」でした。
これは、国の歴史の中である時期が来ると労働者階級から革命が起き、
これが段階的に起きて行くことによって社会主義国家から共産主義国家へと変遷していく、
というものです。
前回述べましたが、今まで、日本の教科書はこの書き方によって書かれてきました。
たとえば、室町時代には「圧政に苦しむ民衆とそれを支配する独裁者」という風な書き方がされていますし、
江戸時代には「固定された身分制により自由のない民衆とその身分制を作り上げた徳川幕府」
みたいな書き方をされた教科書がほとんどです。
 
教授は上記のような内容をまず導入部として話を進めていきました。
 
教授には失礼かとは思いましたが、眠気のために寝る準備に入っていた自分は、
にわかに身を起こしました。
 
教授は、淡々とした口調で続けていきました。
 
日本ではまず、革命は無いし、内乱は革命とはいえないので、上記の内容の大前提はあてはまらない、
ということや、現在の日本を見てわかるように、これだけの発展が進んでおり、
周辺国にも社会主義国家や共産主義国家があるのに日本は社会主義国家化していない、
むしろ資本主義国家化が進んでいる、といったことを述べ、反証を示しました。
 
そして、今、主流派ではないけれども確実に力を付けており、急速に受けいれられている
歴史観の説明が始まりました。
 
それは「波動史観」という考え方でした。
「マルクス史観」では革命により前の段階での歴史の影響はほとんど受けないとされていますが、
この「波動史観」では前の時代は次の時代に波動のように影響を与え、
次の時代もまた前の時代の影響を受けながら、次の時代に影響を与えていく、というのが、
この歴史観の概略でした。
 
眠気を帯びた自分の眼はいつの間にか覚め、いつしか教授の話に聞き入っていました。

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ほおお

2011/10/02 00:36 | ユリク [ 編集 ]


No title

ようこそいらっしゃいましたw

2011/10/03 00:47 | ひろりんちょ [ 編集 ]


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